M2 MacBook Air を購入して外部ディスプレイ2台で使ってる

M2 MacBook Air

リモートの Linux サーバを開発環境にする“に書いたように、最近主な開発は Intel NUC のサーバ上でやっていて、ラップトップはデスクトップ用途のみになっているので M2 MacBook Air で十分だろうと判断した。スペックは次のとおり。

  • ミッドナイト
  • 8コア CPU、8コア GPU、16コア Neural Engine 搭載 Apple M2 チップ
  • 16GB ユニファイドメモリ
  • 512GB SSD ストレージ

以前はローカルでも開発してたので Intel MacBook Pro 16インチを使っていたんだけど、在住の京都から東京への移動に16インチのラップトップを持っていくのが重くてツラかった。肩がこる。

M1 を使ったことがないのでそれとの差はわからないけど、今のところめちゃくちゃ快適でびびってる。筐体の剛性が高い感じもかなりいい感じ。唯一、外部ディスプレイを1台までしかつなげないという問題があって、これは購入後にセットアップしていて2台目に出力されない理由を調べていたときに知った。

本体ディスプレイと1台の外部ディスプレイをサポート

M1 も同じみたいなんだけど、M1 は全く検討していなかったので知らなかった。M1 では DisplayLink という技術に対応したドックを使えば2台出力もいけるということだったので、おそらく M2 でもいけるだろうとさっそく購入してみたら2台に出力できた。

DisplayLink 対応のドックといっても 4K または HD 2台のサポートだったり、8K または 4K 2台のサポートだったり色々あるようで、4K 2台をサポートしているほうが高い。今回購入したのが25000円もしてただディスプレイ2台に出力したいがためだけに正気か?とも思ったけど、1台ではやっていけないので仕方がない。USB ポートがないモデルだったりもっと安いのもあるんだけど、翌日届くのがこれしかなかった。どうやら円安だったり半導体不足だったりで以前より高くなっているらしい。

このドックで問題なく2台の出力はできたのだけど、そのうち一台のディスプレイ(DELL U2720Q)で 3008x1692 を HiDPI で出力できなくなる問題があった。ドックを介さずに直接接続すれば HiDPI で出力されるので DisplayLink を使うとダメになるらしい。先駆者により、“Better Display” というアプリを使ってダミーのディスプレイを作成して、これを実際にディスプレイからミラーするという方法を取るといけるとあったのでやってみたらいけた。ただ、ミラーを経由してるからか直接接続した際の HiDPI と比べて若干ボケてる気がしなくもない。無視できる程度ではある。Better Display は有償のアプリだけど無料期間があるので同じことやりたい人は試してみるといい。設定は次の Reddit の投稿にある手順でいけた。DisplayLink のフォーラムにも手順があったがそれではうまくいかなかったので注意。

  • 1 - Start the program. BetterDummy icon will show up on the top bar.
  • 2 - Click to BetterDummy icon. Then create a new dummy that fits to your external monitor’s screen ratio. It is most probably > 16:9.
  • 3 - Go to “System Preferences” -> “Displays” -> “Display Settings”. On the left hand side of the window your physical monitors + a dummy screen should be listed.
  • 4 - Select your physical external screen from the list.
  • 5 - Click to “Use as”. Select “Mirror for dummy 16:9” from the list. Your monitor will probably flash for a second.
  • 6 - Click to “Scaled” under “Resolution”. Choose whichever retina setting you like.

Better Display のインストールは Homebrew Cask でいける。

brew install betterdisplay

DisplayLink + Better Display でスリープから復帰したときに表示がおかしくなることがあるが、スリープから復帰する前にすべてのディスプレイの電源を入れてからスリープから起こしてやるとおかしくならないことが多い気がする。おかしくなったら再起動してやると直る。

そのほか、Raycast がたまにハングする(プロセスを殺して対応)、Google 日本語入力の文字入力が遅くなる(再起動で対応)問題が残ってるんだけど、それにしても M2 MacBook Air はディスプレイ1台までしか出力できないという大きな問題があるもののとても満足している。


最近ねこゲーの Stray をやって楽しかった。ゲームは普段そこまでやらないのだけど、たまにやると楽しくて一度始めるやり切らないと気が済まなくなる。Stray のなかに出てくるロボットの描いてある絵がほしいかもしれない。売って欲しい。